Case Study

導入事例

大阪府公民戦略連携デスク/ OSAKA KOUMIN Action Platform

導入いただいているサービス・製品

INNOVERAMAXHUB

少子高齢化、人口減少などを背景として、今や行政だけでさまざまな社会課題を解決できる時代ではなくなっており、企業・大学との幅広い広い連携やネットワークが強く要請される昨今、他の自治体に先駆け、そうした連携を積極的に試みているのが大阪府です。大阪府は、企業・大学と行政のマッチングを行う専任部署として「大阪府公民連携デスク」を設置。同デスクは大阪府・府内43市町村の公民連携プラットフォームとして、きめ細やかな府民サービスの提供と、経済活性化につながる活動を推進しています。このような新しくかつ斬新な取り組みに対し、弊社はクラウド電話システム「INNOVERA」と電子黒板「MAXHUB」を提供することで、ご支援させていただいております。

 

■お話を伺った方
大阪府 公民戦略デスクの皆様

公民連携を実現する大阪府の斬新な試み。

貴デスクの業務内容についてお聞かせください。

当デスクは大阪府・43市町村と企業の公民連携を実現するための大阪府庁内の部署です。企業・大学のワンストップ窓口として相談・提案をお聞きし、適切に府庁内の各担当セクションにつなぐ機能と、庁内から公民連携の提案を受け、企業・大学と調整する機能を兼ね備え、きめ細かな府民サービスの提供と、経済活性化につながる活動を展開することで社会課題を解決することを目的としています。専任部署としては、都道府県で初めての試みとなります。

最近、取り組まれていることについてお聞かせください。

引き続き、企業様とのネットワークづくりに取り組んでおります。このコロナ禍で、遠方の企業様とコミュニケーションが取りづらかったのですが、こういったMAXHUB等のおかげで円滑に進めることができるようになりました。また、このような機材を使っていることから、例えばDXというキーワードについて企業様と会話がはじまるきっかけになったケースもありました。

大阪府公民連携デスクについてご説明くださいました。

斬新な試みには、斬新なシステムで。操作も簡単。
クラウド電話システム「INNOVERA」を導入。

INNOVERAはこれまで電話に必要とされたハードウェア交換機(PBX)を必要としないクラウドで動作する電話システムですが、どのようにお使いになられていましたか。

大阪府が公民連携で取り組むOSAKA KOUMIN Action platformの事業の一つに「”OSAKA子どもの夢”応援事業」があります。この事業への参加者は1,000名を超えますので、参加者の皆様からの問い合わせに電話で応対する窓口業務にINNOVERAを利用しております。

第一回"OSAKA"子どもの夢応援事業では、1000人を超える子どもたちがオンラインで同時におにぎりを握り、ギネス記録を狙う前代未聞の大イベントを開催。当日の様子はテレビでも放映され、見事記録は達成されました。

INNOVERAを使ってみて、よかった点をお聞かせください。

(固定電話機ではなく)スマホでも同じように使えたところがよかったです。専任のオペレーター以外でも、スマホで違和感なく架電できるところが便利だと思いました。あと操作が本当に簡単でした。

ありがとうございます。操作が簡単なのはINNOVERAの特徴の一つでもあります。

実は、これまでこの業務を担当していた人が異動してしまって。不安がありつつも業務を引き継いだのですが、マニュアルなしですぐに使えるようになりました(笑)。直感的といいますか、複雑なことは考えずに使うことができました。

その他に、よかった点はございますか?

録音機能がよかったです。クレームを頂戴した場合、折り返しをするのですが、何よりもまずその内容を一度聞き直し、冷静に対応する必要があります。INNOVERAは特別な設定なく全通話を自動録音してくれるので、大変助かっております。

ありがとうございます。全通話録音(6ヶ月間分)もINNOVERAの特徴の一つですね。通話録音機能は大変便利な機能である一方、電話システムに導入しようとするとオプション扱いかつ従量制の料金体系により費用が高くなることから敬遠される企業様も多いのです。しかし、INNOVERAは昨今のコンプライアンス意識からのニーズなどを考慮し、標準機能として搭載とさせていただいております。

「とにかく簡単」と率直なご意見をお伺いすることができました。

 

導入も簡単。便利機能が豊富な「INNOVERA」

導入、利用時に苦労したことがあれば教えてください

基本環境の構築サポートも丁寧にしていただきましたので、特に苦労したことはありませんでした。

導入して分かったこと、想定していなかった便利な機能や効果などありましたら教えてください

問い合わせ対応可能時間外の自動応答機能は使いやすく便利であり、参加者からの問い合わせ品質の向上に役立ちました。

数ある設定のうちの一つ、自動応答の設定画面。対応する電話番号、流す音声、時間、曜日などチェック項目やタブをクリックするだけの直感操作。インターネットブラウザから設定できるのでネット環境下からなら設定可能。特別なソフトウェアのインストールの必要はありません。

将来性があり、ずっと使える「INNOVERA」。

INNOVERAで希望される機能をお聞かせください。

電話応対の品質を高めるため、効率よく分析できるように通話内容のテキスト化ができればいいと思います。ギネスチャレンジではこれまでたくさんのお問合せを頂戴しました。クレーム、苦情、楽しかったなどの感想や、企画参加に必要になるビデオ会議ツールの使い方を教えてほしい等、内容はさまざまです。業務品質の向上には分析が必要になりますが、効率よく分析しオペレーターにフィードバックするためにも、通話内容をテキスト化できるのは大きいと思います。

ご意見、ありがとうございます。通話のテキスト化は「INNOVERA Text」として2022年2月にリリースしますので是非ご検討ください。それでは今後、INNOVERAで実現したいことをお聞かせください。

”OSAKA子どもの夢応援事業”は2025年の大阪・関西万博までの5ヶ年計画で2020年度から毎年継続開催を予定しています。参加者数は年々多くなるため、問い合わせ数も多くなります。まだまだ基本機能を十分に活用できていない部分もあるでしょうし、プロディライト様にもサポートいただきながら提供された機能をフル活用したいと考えています。

様々な場面で活用される電子黒板「MAXHUB」

それでは、MAXHUBについてお伺いします。MAXHUBをどのようにお使いになられているか、導入後の効果も踏まえてお聞かせください。

オンラインミーティングの大型モニタとして大変重宝しております。我々の業務は企業や大学等との対話から新たな取組みを生み出すことが基本です。コロナ禍にあって対面での打合せが困難であったり、新たな連携先企業をと府内外に限らず多くの企業等へお声がけをする際にオンラインミーティングを多用しています。大画面ですから、ミーティング参加者との対話は臨場感がありますし、また資料共有した際には視認性も高く非常に円滑な会議運営が可能です。

MAXHUBの特にどの点を評価されましたでしょうか、お聞かせください。

パワーポイントの資料を複数の職員でディスカッションしながら作成することが多いのですが、画面上に表示したページの移動やペン機能での操作性が高く、資料作成が非常にスムーズです。

その他、MAXHUBについて利用して感じたことをお聞かせください。

黒板機能はとても使いやすく気に入っています。電子ペンで文字や図を描くときの”音”がなにげにチョークで書く際の音に似ていて、書き心地が良く感じています。

導入、利用時に苦労したことがあれば教えてください

基本環境の構築サポートも丁寧にしていただきましたので特に苦労したことはありませんでした。

導入して分かったこと、想定していなかった便利な機能や効果などありましたら教えてください<

企業等との連携協定締結式や感謝状贈呈式などのセレモニーを開催する際に液晶モニタをデジタルサイネージや電子案内板として活用できるので大変重宝します。

今後、MAXHUBで実現したいこと、希望される機能をお聞かせください。

インターネット回線に接続すると、MAXHUB内に内蔵されたZoom等の機能が使えたり、ブラウザも使用できたりと格段に利便性が高まるので、ぜひ使ってみたいです。

2021年12月に当社にて行われた大阪府と本田圭佑氏が会長を務める株式会社PROTOCOLの公民連携イベントは、会場と参加者した投資家の皆様をMAXHUBで繋ぎ、オンラインイベントとして行われた。

今後も企業様との連携を試みてまいります

今後の活動についてお聞かせください。

大阪府は2025年に万博を控えております。成功のためには民間企業様との連携をより一層強めていかなければと考えています。そのための活動として、2021年9月にOSAKA公民連携推進協議会(同年12月に大阪府・市町村公民連携推進協議会に変更)を発足しました。これまで以上に(大阪)府と各市町村との連携を強め、企業様との連携の好事例を共有していく仕組みを作っていきたいと考えています。さらにSDGsの取り組みを強化してまいります。2021年7月に設立した「OZCaf(OSAKAゼロカーボンファンデーション)にワーキンググループとして参画し、参加企業様と連携し脱炭素社会をめざしてまいります。周知、発信、セミナーといったもので終わるのではなく、実際に参加企業様のプロダクトを活用していき、府民の皆様が暮らしやすい持続可能な脱炭素(ゼロカーボン)社会の構築を目指し、オール大阪で取り組んでまいります。

デスクの今後の活動についてご説明くださいました。

大阪府に留まらず、日本、いや世界におけるビッグイベントとなる大阪万博、是非大成功させたいですよね!弊社としても全力で支援してまいります。本日はお忙しい中、お時間いただきましてありがとうございました。

大阪府公民戦略連携デスク

事業内容
大阪府と民間企業・大学との連携事業
創立年
2015年
社員数
-
URL
https://koumin.osaka/

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